The Morgan Museum &Library のスケッチ展覧会
芸術

The Morgan Museum &Library のスケッチ展覧会

先日The Morgan Museum & Library (ザ・モーガンミュージアム) へ行って来ました。

今回私がここに訪れるのは2度目。

初めは友人のお誘いで ピーターラビットの作品展を見に行ったときでした。

(なつかしいなー。あの時は私が一旦NYを離れ、Michiganで学生して短期旅行で戻って来てた時だった)

この美術館では9/29~1/7まで有名な画家達のスケッチを150点以上も集めた作品展覧会をしています。

地下鉄の駅で見かけた広告ポスターを元に、早速Check out! 素晴らしかったです。

さて、このミュージアムも入場無料情報がありますのでお楽しみに。

 

ミュージアムでとった写真をスライドショーにしました。ご覧ください。

The Morgan Museum & Library とは?

 このミュージアム は、こじんまりとしていてたくさんの旅行客が訪れるという雰囲気ではないですが、穴場のスポットで、いいもの詰まっています。米国では誰でもご存知のJ.P.Morgan Jr.という大富豪(私的には超がつくと思う)のお父さんが1890年代に立てた図書館です。J.P.Morgan Jr.が、1924年に長い間私有物にしていた図書館を一般公開させました。J.P.Morganは、もともと金融関係の実業家であり特別な美術に対する教養知識はなかったそうですが、個人的に文学が大好きで趣味でAutograph (作家のサイン)を数多く集めていたそうです。

メソポタミアの円筒印章

年が経つにつれ彼の趣味はどんどん広がり、絵画やサインだけでなく、家具や古代エジプトの装飾品などありとあらゆる芸術作品を当時$60million、今でいう$900million($1=100円で約900億円)をコレクションに費やしました。その結果、コレクションを置いておく場所として図書館ができたようです。お金持ちは違いますね。お金があると何でもできるってこういうこと?でも、そのお金を芸術作品に費やすその精神が素敵です。

 

J.P.MORGANって誰,何?

The Morgan Museumを公共化させたのは、J.P.Morgan Jr. (1867-1943)で、実際に創立したのは父J.P.Morgan (1837-1913)。良くある、お父さんと子供は同じ名前を持つっていうやつです。で、子供にJr.がつく。

ルネサンス初期の装飾聖書

この一族はとりあえずお金持ちで、おじいさんも現在もあるAethnaという大きな保険会社を作った人です。私はAethna Insuranceにも入ったこともあるし、Morgan Stainleyの関係するChase Bankも口座を持っています。NYに住んでいる人なら、どの国の人関係なく皆が知っているこの会社。とても身近で手の届かない血筋の方々です。父親の方が、かなり勢力的なイメージで本当に芸術が好きだったんでしょうね。The America Museum of Natural History やThe Mertopolitan Museumへたくさんの芸術作品を寄付し、同館の理事長も務めていたことがあります。この博物館の公式ホームページを見ていたんですが、彼らの血筋や歴史が知れてなかなか奥が深い&面白いものです。

 

The Morgan Museum & Libraryの建築

この図書館はミッドタウンウエストの36丁目と37丁目、Madison街とPark街に囲まれたブロックの半分を占めており、初代の建設は1902-1906にかけて行われました。J.P.Morganが実際に住んでいたブラウンストーンの建物、ビルディング外装、Libraryの館内のほとんどはイタリアルネサンスに基づいて作られています。家具、タペストリー、Morganの書斎にかけてある絵画、天井の絵、大理石の柱など細かいところにもそのスタイルが散りばめられています。Libraryなだけあって、とにかく沢山本があります。目に止まるのはやはり聖書。いろいろなバージョン、言語でのBibleがずらりと並んでいました。あと、やはり私の目に留まったのはこちら。有名な作曲家の直筆の楽譜がありました。この日はモーツァルト、シューベルト、ブラームス、ショパンとリストで写真沢山撮ってしまいました。作曲家によって筆圧や文字の書き方が違って、性格を表しているようで面白かったです。他にも、ジェーンオースティンなどの有名作家の手紙やらとりあえず有名人のこれ!みたいなものがコレクションしてありました。(建物の中身はyouTubeのスライドショーをごらんください。)別の部屋には、メソポタミア文明の円筒印章やブロンズ像が置いてあったり、きらびやかにデザインしてある聖書が並んでいるお部屋もあります。J.P.Morganはとにかく多趣味な方だったんだな、と感じました。これでもJr.の方が、父親の没後に6000-8000点の品をThe Metropolitan Museumに寄付したというので、昔は恐ろしいほどの芸術作品の数々だったんでしょうね。

 

This is a picture of several music manuscripts at Morgan Museum and Library

モーツァルト、シューベルト、ブラームス、ショパン、リストのオリジナル楽譜

Current Exhibition:Drawn To Greatness

さて冒頭でも述べた通り、現在の展覧会は世界の絵画の巨匠達のスケッチ作品を一般公開しています。普段油絵やアクリル絵を重点的にみる展覧会は多くても、スケッチ集って案外なかなかないものです。ヴァンゴッホ、ピカソ、モネ、セザンヌ、セラートなど、皆が思いつくアートの巨匠のものはほぼ揃っています。いくつか写真を載せておきます。今回は150点ほどの展示ですが、館内には全400点ほどの作品がコレクトされているそうです。150作選ぶのも大変ですね。この展覧会のせいかも知れませんが、スケッチって油絵のような大判ではないけれどもすごく中身が詰まっていて見ていて綺麗な感じがします。とても素敵です。写真が撮れなかったんですが(特定作品のコレクターの人が自分の所有物を写真禁止している)、私はマグリットの1点の作品が一番気に入りました。もしもNYに訪れる人がいたら是非見て欲しいです。あとやはりピカソの人の顔ってすごいな、と思います。これも写真ダメでした。。。いまでも彼の作品、覚えています。彼が有名だからっていうわけでなく、彼の描き方が人に訴える何かを持っているからだと思います。分野が違っても同じ芸術家として、このポイントってすごく重要だと思います。やはり、見てくださる人とのコミュニケーションってとても大切ですから。

入場料は結構高めな方ですが、本当に行ってよかったと思います。ただ、無料で入れる日もあるんですが。知らなかったです。情報は最後にお知らせします。

入館情報

The Morgan Museum Library は、マンハッタンミッドタウンウエスト(マリーヒル地区)の36丁目マディソン街から入場できます。

Address:

225 Madison Avenue , New York, NY 10016 地下鉄最寄りは6番線33丁目駅から北に歩いて5分程。またはグランドセントラル駅から南に徒歩でも可

Hours:

火曜日〜木曜:10:30-5pm

金曜日:10:30-9pm

土曜日:11-6pm

日曜日: 10-6pm

Fees:

大人$20;子供12歳未満無料;学生証あれば$13; シニア65歳以上$13

フリー入場の日が数多くある!

金曜日の7-9pm、火曜日3-5pm、土曜日4-6pmが入場無料です。但しMcKim Roomにしか入場できません。(大抵はここで見られます)

私はこれを知らず金曜日の6時ごろ行ったので普通に入場料$20払いました。払って損した気分にはならないですけど、今度も一度フリーの日に行ってこのスケッチ展見にいこうと思います。

その他のイベントスペースとして

このミュージアムは入館入り口すぐに広いカフェエリアがあり、この日の夜もジャズミュージシャンのトリオが演奏していました。アコースティックもよく、みなさん席に座ってワインを飲んだりしていました。

ミュージアムショップや隣接のカフェもあり、お土産をお探しの方はどうぞ。

あと、地下のホールではクラシックやジャズ音楽そして映画上映などを行うイベントもあります。この日はどうやらモーツァルトのString Ensembleのプログラムをやっていたようです。まだホールには入ってみたことはありませんが、これだけお金をかけて立てた館内だからきっとアコースティックがいいんだろうな。NYに住んでいる人はこういうイベントのためにここに来ることもできます。なかなか醍醐味なミュージアムです。

終わりに

今日はミッドタウンウエストにある The Morgan Museum & Libraryと、現在の展覧会についてお伝えしました。世界の巨匠のスケッチが沢山あって本当に素晴らしいものでした。この展覧会は来年の1月9日までやっているので、もしもニューヨークに来る機会があれば是非立ち寄って見てください。グランドセントラル駅もすぐ近くです。無料の日を狙って入場してみてもよし、入場料を普通に出してもとてもいい内容なのでかなりオススメです。

Nekonome NY を読んで下さってありがとうございます。

ニューヨークという街が、あなたにとってすこしでも素敵な場所でありますように…